********************************************************************* * ServeRAID マネージャー * * README.TXT * * Version 8.20 * * * * ************************* * * *******     注意    ******* * * ************************* * * * * Windows 版 ServeRAID マネージャーをインストールされる場合、 * * ServeRAID v8.20b Application CD にある次の何れかの README * * ファイルの指示に従ってインストールを完了させてください。 * * * * \windows\manager\jp-help-fix-README.TXT * * \windows_x86_64\manager\jp-help-fix-README.TXT * * * ********************************************************************* 目次 ____ 1.0 概要 1.1 このリリースの新しい機能 1.2 サポートされるオペレーティング・システム 1.3 サポートされるコントローラーと格納装置 2.0 インストールおよびセットアップ 2.1 OS/2 ソフトウェア・レベル 3.0 トラブルシューティング・ヒント集 3.1 概要 3.2 Microsoft Windows 3.3 Novell NetWare 3.4 Linux 3.5 プラグインとして動作する ServeRAID マネージャー 4.0 Web サイトおよびサポート電話番号 5.0 商標および特記事項 6.0 Disclaimer 1.0 概要 _________ ServeRAID マネージャー・プログラムは、ローカルまたはリモートの IBM サーバー にインストールされた IBM ServeRAID コントローラー、ネットワーク接続された ストレージ格納装置、Adaptec HostRAID、そして、LSI 1030 のようなオンボード RAID コントローラーを構成、管理、および監視するために使用されます。 1.1 このリリースの新しい機能 _____________________________ o Windows、Linux、UnixWare、Netware に対して OS 固有の認証のサポート。 OS 固有の認証により、ローカルまたはリモートの ServeRAID マネージャー へのログインは、その OS 上のユーザー名とパスワードを使って行えます。 注意: OS 固有の認証のサポートは、ServeRAID マネージャー・エージェント のセキュリティー・マネージャーを置き換えます。セキュリティー・ マネージャーはもはや使われません。 o ネットワーク・ストレージ装置(格納装置)の次の機能をサポート。 注意: これらの機能には、格納装置のファームウェアのレベルが 2.15 以上 である必要があります。 - アレイの拡張または移行をするための論理ドライブの移行ウィザード。 - 直接接続とネットワーク接続のストレージ装置に対して共通のユーザー・ インターフェースを持つように改良された ROM アップデート・ウィザード。 - ネットワークの詳細と Ethernet ポートの設定を構成するためのネットワーク 管理ツール。 - 構成ウィザードのオプション(アクセス管理リストの構成、ターゲット情報 の構成、論理ドライブ容量の増加)を直接行うための新しい右クリック・ アクション。 1.2 サポートされるオペレーティング・システム _____________________________________________ 以下のオペレーティング・システムで ServeRAID マネージャー・プログラム を使用できます。 o Microsoft Windows: + Windows 2000 Server/Advanced Server + Windows Server 2003 Workstation/Server/Enterprise Server + Windows Server 2003 for EM64T *1 o Linux: + Red Hat Enterprise Linux 2.1 AS/ES/WS *1 + Red Hat Enterprise Linux 3 AS/ES/WS *1 + Red Hat Enterprise Linux 3 AS/ES for EM64T *1 + Red Hat Enterprise Linux 4 AS/ES/WS *1 + Red Hat Enterprise Linux 4 AS/ES for EM64T *1 + SuSE Linux Enterprise Server 9 *1 + SuSE Linux Enterprise Server 9 for EM64T *1 o Netware: + Novell Netware 6.5 EP *2 o UnixWare: + SCO UnixWare 7.1.3 and 7.1.4 *2 o OpenServer: + SCO OpenServer 5.0.6a and 5.0.7 *2 o OS/2: + IBM OS/2 WARP Server for e-business *2 注: *1 最初の版、アップデート版、および、サービス・パック。 *2 日本語版はサポートされません。 最小システム要件: Intel 互換 500 MHz プロセッサー 256 MB RAM 80 MB のハードディスク・スペース 256 色ビデオ・モード 1.3 サポートされるコントローラーと格納装置 ___________________________________________ ServeRAID マネージャーは次のコントローラーと格納装置でお使いいただけます。 o IBM ServeRAID-8i シリアル接続 SCSI (SAS) コントローラー o IBM ServeRAID-7t SATA コントローラー o IBM ServeRAID-7k Ultra320 SCSI コントローラー o IBM ServeRAID-7e/8e (Adaptec HostRAID) コントローラー o IBM ServeRAID-6i/6i+ Ultra320 SCSI コントローラー o IBM ServeRAID-6M Ultra320 SCSI コントローラー o IBM ServeRAID-5i Ultra320 SCSI コントローラー o IBM ServeRAID-4H/4M/4L/4Mx/4Lx Ultra160 SCSI コントローラー o IBM TotalStorage DS300 ストレージ格納装置 o IBM TotalStorage DS400 ストレージ格納装置 o LSI-1030 オンボード RAID コントローラー 2.0 インストールおよびセットアップ ___________________________________ o インストールの情報については、"IBM ServeRAID Support" CD の /BOOKS ディレクトリーにある「IBM ServeRAID インストールの手順」(INSTALL.PDF) を参照してください。 o Red Hat Enterprise Linux に ServeRAID マネージャーをインストール する前に、Red Hat インストール CD にある次の2つのパッケージを インストールして下さい。 compat-libstdc++-7.3-2.96.122.i386.rpm compat-libstdc++--devel-7.3-2.96.122.i386.rpm 注意: 上記のファイル名におけるバージョンの数字は実際と異なるかも しれませんので、Red Hat インストール CD でお調べください。 インストールの例として、次のようにして下さい。 rpm --install /mnt/compat-libstdc++-7.3-2.96.122.i386.rpm ここで、/mnt は CD-ROM ドライブのマウント・ポイントです。 o EM64T 版の Red Hat Enterprise Linux 4 に ServeRAID マネージャーを インストールする前に、Red Hat インストール CD にある次のパッケージ をインストールして下さい。 xorg-x11-deprecated-libs-6.8.1-23.i386.rpm 注意: 上記のファイル名におけるバージョンの数字は実際と異なるかも しれませんので、Red Hat インストール CD でお調べください。 o ServeRAID マネージャーは、ServeRAID のアクティビティーを記録する ログ・ファイルを自動的に生成します。ログ・ファイルは ServeRAID が インストールされているディレクトリーに作られます。 * RaidEvt.log - ServeRAID マネージャーのイベント・ビューア に報告されたローカルおよびリモートのすべて のシステムの情報が記録されます。 * RaidEvtA.log - ServeRAID マネージャーのイベント・ビューア に報告されたローカル・システムの情報が記録 されます。 * RaidNot.log - 通知マネージャーのイベント・ビューアに報告 された情報が記録されます。 * RaidErr.log - ServeRAID マネージャーが生成した Java メッ セージが記録されます。 * RaidErrA.log - ServeRAID マネージャー・エージェントが生成 した Java メッセージが記録されます。 これらのファイルに書き込まれる情報は既存のファイルに追記され、イ ベントの履歴が保管されます。しかし、ファイルの大きさが 5M Byte を超えると、ファイルは拡張子 .OLD の新しいファイルにコピー され、元のファイル(ログ・ファイル)は削除されて新たに作り直されま す。.OLD ファイルが既に存在する場合、既存の .OLD ファイルは上書き されます。 o 一つのサーバーで構成された ServeRAID マネージャーの設定を他のサーバー に構成することが出来ます。 ServeRAID マネージャー・ツリー、および 通知リストを複製するには以下を行ってください: 1. 一つのサーバーに ServeRAID マネージャーをインストールしてください。 2. ServeRAID マネージャーを開始してください。'リモート・システムの追加' アクションを使用して、ツリーにサーバーを定義してください。 3. 通知マネージャーを開いてください。'システムの追加' アクションを使用 して、通知リストを定義してください。 4. ServeRAID マネージャーを終了してください。 5. ServeRAID マネージャーがインストールされているディレクトリーから、 以下のファイルをディスケットにコピーしてください。 RaidMSys.ser --> ツリーを複製 RaidNLst.ser --> 通知リストを複製 RaidSMTP.ser --> SMTP Email 通知リストを複製 RaidJob.ser --> タスク・スケジューラーのジョブを複製 6. 他のサーバーに ServeRAID マネージャーをインストールしてください。 7. 他のサーバーの ServeRAID マネージャーがインストールされている ディレクトリーに、ディスケットからファイルをコピーしてください。 2.1 OS/2 ソフトウェア・レベル ______________________________ OS/2 版のストレージ管理ソフトウェアやデバイスドライバーの以下に示される レベルが、この ServeRAID のリリースでサポートされます。 - OS/2 device driver 7.00 - IPSSEND 7.00 - ServeRAID Manager 6.11 (日本語版のサポートは、v6.10 までです。) OS/2 用のデバイス・ドライバーは v7.00 のレベルしかサポートされないので、 ServeRAID マネージャーの RaidCfg.log ファイルには、BIOS、ファームウェア、 デバイス・ドライバーのバージョンの不一致がログされます。 3.0 トラブルシューティング・ヒント集 _____________________________________ 3.1 概要 _________ o ServeRAID マネージャーは、16 色しか使用しないサーバーでは開始 できません。 ServeRAID マネージャーは、256 色からサポート致します。ビデオ・モード を 16 色から 256 色以上のビデオ・モードに変更しなければなりません。 o ServeRAID マネージャー・コンソールが、再描画を正しく行わない場合、 表示 -> 最新表示メニュー・アイテムを選んでスクリーンを再描画して下さい。 o FlashCopy ソース・アレイの一つ以上のドライブを初期化すると、FlashCopy ターゲットを削除することは出来ません。そのような事態を防ぐために、 ソース・アレイのドライブを初期化する前に FlashCopy ドライブを先に削除 しておいて下さい。 | o SuSE Linux Enterprise Server 8 や Turbolinux Enterprise Server 8 などで | 日本語版 ServeRAID マネージャーの日本語表示がなされない場合、システムに | 日本語 TrueType Fonts(kochi-gothic と kochi-mincho) がインストールされ | ており、かつ、正しく設定されていることを確認して下さい。確認するには、 | X Window 環境のターミナル・エミュレーターで次のコマンド | | xlsfonts -fn '*kochi*' | | を実行して下さい。何も表示されない場合は、日本語 TrueType Fonts が | インストールされていないか正しく設定されていないことになります。 | ご利用の Linux のインストール・ガイドを参照して問題を解決して下さい。 | | o 日本語版 ServeRAID マネージャーのオンライン・ヘルプからの印刷は | サポートされていません。オンライン・ヘルプの印刷をする場合は、 | ServeRAID マネージャーのインストール・ディレクトリーの下の | help\ja\menutoc.htm を Web ブラウザーによって開いて印刷したい | ページに移ってから印刷して下さい。 | | o このバージョンでは日本語版 ServeRAID マネージャーの Email 通知 | マネージャーは英語のメッセージでメールを送ります。 | | o バージョン 6.11 から ServeRAID マネージャーの日本語表示は、以下の | オペレーティング・システムでサポートされなくなりました。システムの | ロケールを英語にしてから ServeRAID マネージャーを起動して下さい。 | | + IBM OS/2 Warp Server for e-business | + Novell NetWare | + SCO UnixWare 及び Open UNIX | | o 日本語版 ServeRAID マネージャーの「エージェントのイベント・ログ」 | ウィンドウには不具合があり、ログが正しく表示されない場合があります。 | この問題は、将来のバージョンで修正される予定です。 3.2 Microsoft Windows ______________________ o ServeRAID マネージャー・エージェントの実行中にネットワーク接続が 切れた場合、エージェントは ServeRAID マネージャー・コンソールと通信 できなくなります。その結果 ServeRAID マネージャーはタスク・ステータス をイベント・ビューアーに表示できなくなります。ネットワーク接続を 回復してから ServeRAID マネージャー・エージェントとコンソールを 再起動してください。 o ServeRAID マネージャーが歪んだり読みにくくなったりする。 Java VM は 256 色のカラー・パレットに問題があります。 画面のプロパティの設定で 256 色より多いビデオ・モードに設定して下さい。 o LSI 1030 コントローラーのチャネルに SCSI デバイスが接続されていない と、LSI 1030 コントローラーは ServeRAID マネージャーに表示されません。 o Windows をシャットダウンする場合、「予期しないシャットダウン」という ようなメッセージが出るかもしれません。 ServeRAID マネージャー・エージェントが3秒以内で終了しない時にこの メッセージが出されます。これはファイル I/O や他のシステム・オペレー ションに影響を与えませんので無視して下さい。 3.3 Novell NetWare ___________________ o NetWare オペレーティング・システムの起動時に ServeRAID エージェント が開始できません。 "The ServeRAID agent failed to start" という メッセージが、 Netware サーバーのブート時に表示されます。 サーバーは ServeRAID エージェントをロードできません。これは通常 ServeRAID エージェントを起動する前に Java をロードするために起こり ます。Autoexec.ncf ファイルの "LOAD RAIDAGNT -BOOT" という行を Java が参照される前に移動してください。 o 非互換のバージョンの ServeRAID マネージャーの NLM のため、同時 に ServeRAID エージェントを一つだけしか実行することができません。 スタンド・アローン・バージョンの ServeRAID エージェントが既に実行して いる場合、 IBM Director Extension の ServeRAID サブ・エージェントは 開始することはできません。逆も同様です。 3.4 Linux __________ o Linux システム上にインストールされた ServeRAID マネージャーにローカル またはリモートから接続する際に問題が生じる場合は、TCP/IP hosts ファイルが適切に構成されているか確かめてください。 1. /etc/hosts ファイルを開いてください。 注: 以下は例です: 127.0.0.1 localhost.localdomain localhost matrix 2. システムのホスト名が 127.0.0.1 と同一の行にある場合は、 新しいホスト行を作成する必要があります。 3. 127.0.0.1 の行からホスト名を削除してください。 注: 以下は例です: 127.0.0.1 localhost.localdomain localhost 4. 新しい行で、システムの IP アドレスを入力してください。 5. Tab キーを使用して 2 列目まで行き、完全なホスト名を入 力してください。 6. Tab キーを使用して 3 列目まで行き、システムのニックネ ームを入力してください。 注: 以下は完全な行の例です: 1.1.1.1 matrix.localdomain matrix 1.1.1.1 はサーバーの IP アドレスであり、matrix は サーバーのホスト名です。 7. 変更が有効となるように、サーバーを再起動してください。 o Linux のいくつかのバージョンではフォント・コンバージョンのエラーの メッセージが表示されることがあります。X-Window でのフォントの構成 は JVM の既知の問題です。これによって ServeRAID マネージャーの 動作が阻害されることはありません。この種のメッセージを抑えるには、 ホーム・ディレクトリ内の .Xdefaults ファイルに次の行を追加して下さい。 stringConversionWarnings: False o ServeRAID Manager がブータブル CD モードで動作している場合、いくつかの ポップアップ・メニューはウィンドウ・フレーム付きで表示されます。それ によりウィンドウ・フレームの幅だけ余分に大きくなりポップアップの一部 がスクリーンからはみ出る事があります。 この問題はブート CD が使用 している fvwm ウィンドウ・マネージャーの既知の問題です。 o まれにオンライン・ヘルプの表示中に Java の例外(Exception)が出ますが、 これは JFC/Swing の HTML をレンダリングするクラスの既知の問題です。 o ARCCONF DELETE コマンドは、Linux カーネル・バージョン 2.4 と 2.6 のもとで、"Oops" エラー・メッセージを出して終了するかも しれません。ServeRAID マネージャーの画面上でドライブが削除されていた としても、本当は削除されていないかもしれません。 コントローラーをリブートして、ARCCONF DELETE コマンドをもう一度実行 して下さい。 3.5 プラグインとして動作する ServeRAID マネージャー ____________________________________________________ o このファイルおよび ServeRAID マネージャーのオンライン・ヘルプでいう 'プラグイン' とは、特に IBM Director を指します。 o 管理しようとするシステムが ServeRAID マネージャーのツリー上で '?' アイコンで表示される場合、そのシステムは ServeRAID コントローラーが インストールされていない可能性があります。そのシステムの構成をチェック して、プラグインを再始動してください。 4.0 Web サイトおよびサポート電話番号 _____________________________________ o IBM Support Web サイトから IBM ServeRAID の新しい更新されたファイルを ダウンロードすることができます: http://www.ibm.com/pc/support/ o サポートされるオペレーティング・システムの最新のリストは、以下の "IBM Server Proven - SCSI and RAID Controllers" Web サイト http://www.pc.ibm.com/us/compat/controllers/matrix.html をご覧下さい。出荷されなくなったコントローラーでサポートされる オペレーティング・システムについては、 http://www.pc.ibm.com/us/compat/machines/index.html をご覧下さい。 o IBM ハードウェア製品をお求めになると、広範囲にわたるサポートを受け られます。IBM ハードウェア製品の保証期間中は、IBM Personal Computer HelpCenter (US では 1-800-772-2227) に電話して、IBM ハードウェア保証 条項下のサービスを受けてください。 5.0 商標および特記事項 _______________________ 次の用語は、米国およびその他の国における IBM Corporation の商標です: Active PCI OS/2 Warp HelpCenter PC Server IBM Predictive Failure Analysis Netfinity ServeRAID Netfinity Manager ServerGuide OS/2 UNIX は、米国 および その他の国における登録商標であり、The Open Group により占有的にライセンス許諾されています。 Microsoft、Windows、Windows Server 2003、Windows XP、Windows 2000、 Windows NT は Microsoft Corporation の商標または登録商標です。 Java、Java 関連の商標およびロゴは、米国 および その他の国における Sun Microsystems, Inc. の商標または登録商標です。 Adaptec と HostRAID は、Adaptec, Inc. の商標または登録商標です。 Linux は、Linus Torvalds の米国及びその他の国における商標です。 その他の 会社、製品 およびサービス名は、他社の商標 または サービス・ マークです。 6.0 Disclaimer _______________ THIS DOCUMENT IS PROVIDED "AS IS" WITHOUT WARRANTY OF ANY KIND. IBM DISCLAIMS ALL WARRANTIES, WHETHER EXPRESS OR IMPLIED, INCLUDING WITHOUT LIMITATION, THE IMPLIED WARRANTIES OF FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE AND MERCHANTABILITY WITH RESPECT TO THE INFORMATION IN THIS DOCUMENT. BY FURNISHING THIS DOCUMENT, IBM GRANTS NO LICENSES TO ANY PATENTS OR COPYRIGHTS. Note to U.S. Government Users -- Documentation related to restricted rights -- Use, duplication or disclosure is subject to restrictions set forth in GSA ADP Schedule Contract with IBM Corporation.