IBM システム管理アダプター 構成およびデバイス・ドライバー・ディスケット バージョン 2.7 この README ファイルには、システム管理アダプターに関する情報が 入っています。 目次 ____ 1.0 このバージョンで新しくなったこと 1.1 システム管理アダプターのデバイス・ドライバーを NetWare 3.2 および 4.X オペレーティング・システムに始めて導入する場合にのみ関係する修正 1.2 システム管理アダプターのファームウェアー 1.3 Novell NetWare 用のシステム管理アダプター デバイス・ドライバー 1.4 Novell NetWare、OS/2 および Windows NT 用のシステム管理アダプター デバイス・ドライバー 1.5 Novell NetWare 用のシステム管理アダプター デバイス・ドライバー 2.0 このアップデートの導入 2.1 このディスケットに入っている新しいマイクロ・コードを導入するには 2.2 システム管理アダプターのデバイス・ドライバーを始めて導入する場合 2.3 システム管理アダプターのデバイス・ドライバーをアップグレードする場合 3.0 その他に必要なソフトウェア 4.0 既知の制約事項 5.0 Novell NetWare をお使いのお客様への注意事項 5.1 壊れた AUTOEXEC.NCF ファイルの修正方法 5.2 システム管理アダプターのデバイス・ドライバーが導入できない場合 6.0 商標および特記事項 1.0 このバージョンで新しくなったこと _____________________________________ この節では、このシステム管理アダプター 構成およびデバイス・ドライバー・ ディスケットの最新版で変更された事項について述べます。 1.1 NetWare 3.2 および 4.X オペレーティング・システムに始めて導入する場合に のみ関係する修正 o もし、あなたが始めて Novell NetWare 3.2 あるいは 4.X にシステム管理 アダプターのデバイス・ドライバーを導入されようとしているのであれば、 セットアップ中に問題が発生することがあります。Novell は頻繁に使われる カーネル・ファンクション・コールのいくつかを CLIB.NLM から CLIBAUX.NLM に 移動しました。そのため、デバイス・ドライバーを導入する前に、CLIBAUX が 導入されている必要があります。もし、あなたがお使いのサーバーに CLIBAUX.NLM が 導入されていない場合には、下記の Novell のウェブ・サイトから入手してください。 http://support.novell.com 1.2 システム管理アダプターのファームウェアー o 温度が低いときに PC Server 330 システムで間違ってファン障害が検知されていた 問題を修正しました。 o PC Server 325 システムで間違ってファン障害が検知されていた問題を修正しました。 o システム負荷が過大になったとき、サーバーがリブートする問題で、OS Watchdog Timer の処理を修正しました。 1.3 Novell NetWare 用のシステム管理アダプター デバイス・ドライバー o プラグ・アンド・プレイ 割込み 15 の問題を修正しました。 o Novell が推奨しているように、ドライバーがロードされていないとき、あるいは サーバーがダウンしているときには、新しいカーネル ファンクション コールを使う ように変更しました。 1.4 Novell NetWare、OS/2 および Windows NT 用のシステム管理アダプター デバイス・ドライバー o システム負荷が過大になったとき、サーバーがリブートする問題で、OS Watchdog Timer の処理を修正しました。 1.5 Novell NetWare 用のシステム管理アダプター デバイス・ドライバー o ハードウェアー割込み処理を改善しました。 2.0 このアップデートの導入 ___________________________ 2.1 このディスケットに入っている最新のマイクロ・コードを導入するには 1) このディスケットをディスケット・ドライブに挿入して、システムを リブートしてください。 2) 3 番目のオプション(サービス・プロセッサーの更新)を選択してください。 3) 画面の指示に従い、更新を完了してください。 4) システム管理アダプターのデバイス・ドライバーを始めて導入されている 場合には、この READ.ME ファイルの 2.2 節をお読みください。 5) ドライブからディスケットを取り出し、システムをリブートするよう画面に 指示が出たならば、そのようにしてください。 6) 既にインストールされているシステム管理アダプターのデバイス・ドライバー をアップグレードしようとされているのであれば、この READ.ME ファイルの 2.3 節をお読みください。 2.2 システム管理アダプターのデバイス・ドライバーを始めて導入する場合 このディスケットには、Windows NT、OS/2 および Novell NetWare 用の システム管理アダプターのデバイス・ドライバーが入っています。 これらのドライバーを導入する前に下記に示すステップを踏んで インフォメーション・ファイルを作成し、このディスケットにそのファイルが 加えられている必要があります。2.1 節のステップ 4 からここに進んで こられた方は、ステップ 2 から始めてください。 1) このディスケットをディスケット・ドライブに入れてシステムをリブート してください。 2) オプション 1 (サービス・プロセッサーの構成) を選択してください。 3) アダプターに割り当てたい I/O ポート・アドレスを選択してください。 4) アダプターに割り当てたい、割り込み番号を選択してください。 5) この時点でインフォメーション・ファイルがこのディスケットに書き 込まれます。 6) オプション 6 (終了) を選択し、ディスケットを取り出してからシステムを リブートしてください。 7) オペレーティング・システム (NT、OS/2 あるいは NetWare) が起動してから、 このディスケットをもう一度、挿入し、コマンド・プロンプトのウィンドウ、 画面、もしくはセッションを起動してください。 8) OS/2 の場合には、 A:\OS2\SETUP と入力してプログラムを始動します。 Windows NT の場合には A:\NT\SETUP と入力してプログラムを始動します。 Novell NetWare の場合には LOAD A:\NETWARE\SETUP と入力してプログラムを始動します。 9) 画面に現れる指示に従ってください。 2.3 システム管理アダプターのデバイス・ドライバーをアップグレードする場合 システム管理アダプターのデバイス・ドライバーが既にサーバーに導入されて いる場合には、この READ.ME ファイルの 2.2 節に書かれている再導入手順を 踏まなくても、このディスケットに入っているバージョンにドライバーを アップグレードすることができます。 1) このディスケットをディスケット・ドライブに挿入してください。 2) 現在実行中のオペレーティング・システムで、コマンド・プロンプトの ウィンドウ、画面、あるいはセッションを起動してください。 3) OS/2 の場合には、 A:\OS2\SETUP UPGRADE と入力してプログラムを始動します。 Windows NT の場合には A:\NT\SETUP UPGRADE と入力してプログラムを始動します。 Novell NetWare の場合には LOAD A:\NETWARE\SETUP UPGRADE と入力してプログラムを始動します。 9) 画面に現れる指示に従ってください。 3.0 その他に必要なソフトウェア _______________________________ この節には、このソフトウェア更新の全機能を利用するために、導入する必要がある 他のソフトウェアのリストがあります。 o Netfinity マネージャーのサービス・プロセッサー バージョン 2.0 以上 またはクライアント・サービス バージョン 5.0 以上 o ユーザーのシステムには、最小レベルとして下に示された POST/BIOS が導入 されていなければなりません。 システム タイプ 型式 レベル ________ ______ ______ ______ PC Server 325 8639 -EJ0, -ES0, -RS0, -ESV 40A 以上 PC Server 325 8639 -PT0, -PTW, -PB0, -RB0 12A 以上 PC Server 330 8640 -EM2, -ES0, -ES2, -ESS 40A 以上 PC Server 330 8640 -PT0, -PTW, -PB0 12A 以上 BIOS の更新は、IBM HelpCenter に連絡するか、あるいは World Wide Web から ダウンロードして使用することができます。次の URL を入力してください。 http://www.pc.ibm.com BIOS の更新は、IBM 営業担当員または IBM 特約店にお問い合わせください。 4.0 既知の制約事項 ___________________ 現行のアダプター・ファーム・ウェアー、システム・ハードウェアー、 またはシステム・ファーム・ウェアーに関して次の制限があります。 - 物理的な侵害による "安全保護アラート" 時のダイヤルアウトはサポート      されていません。リモートの安全保護については、"安全保護アラート" 時の ダイヤルアウトがサポートされています。リモート安全保護は、6回の連続 したログイン失敗として定義されています。 - 呼出し側 ID ストリングの使用はサポートされていません。 - 冗長電源障害アラート機能はサポートされていません。 - ブート障害アラート機能はサポートされていません。 5.0 Novell NetWare をお使いのお客様への注意事項 ________________________________________________ 5.1 壊れた AUTOEXEC.NCF ファイルの修正方法 導入プロセス中に、AUTOEXEC.NCF ファイルに1行追加されます。これは NetWare が 開始されるごとに、システム管理アダプター・デバイス・ドライバー (IBMSPN.NLM) を自動的にロードします。この行には追加パラメーターが3つあり、また システム 管理アダプター・カードとの通信方法をドライバーに伝えます。ドライバーが NetWare コンソール画面で手動によるアンロードおよび再ロードが行われたことが ある場合には、AUTOEXEC.NCF ファイルに示されているものと同一のパラメーターを 必ず使ってください。異なるパラメーターが使用された場合は、システムがハング することがあり、また異常終了 (ABEND) することもあります。 --- 不正なパラメーターを含む AUTOEXEC.NCF の修正方法 --- システム管理アダプター・デバイス・トライバー (IBMSPN.NLM) をロードする、 AUTOEXEC.NCF ファイル中の行が誤って変更され、追加パラメーターが正しくない場合 には、システム管理アダプター・デバイス・トライバー・インストール・プロセスに よってデバイス・ドライバーをインストールし直すことをお勧めします。NetWare が ブートされたときにシステムがハングするか、あるいは ABEND が生じるためにそれを 行うことができない場合には、その行をコメントアウトするか、または以下の手順、 コマンドによって AUTOEXEC.NCF ファイルから取り除いてください。 DOS でシステムをブートしてください。 cd nwserver server -na これによって NetWare は AUTOEXEC.NCF ファイルを実行せずに始動し、IBMSPN.NLM ドライバーをロードする行をコメントアウトするか、取り除くために AUTOEXEC.NCF ファイルを編集することができます。これで NetWare を正常に再始動することが でき、また システム管理アダプター・デバイス・ドライバー・インストール・ プロセスによってデバイス・ドライバーを再びインストールすることができます。 5.2 システム管理アダプターのデバイス・ドライバーが導入できない場合 システム管理アダプターのデバイス・ドライバーが導入できない場合には、お使いの サーバーに Novell の最新のソフトウェアー・パッチが当たっていることを確認して ください。Novell では最新のパッチのリストを彼らのウェブ・サイト、 http://support.novell.com、で保守しています。このサイトで 「Minimum Patch List」をクリックしてみてください。これらのソフトウェアー・ パッチはこのサイトからダウンロードすることができます。 6.0 商標および特記事項 _______________________ 以下の用語は、米国または他の国の IBM 社の商標です。 IBM Netfinity 以下の用語は、米国または他の国の Novell 社の商標です。 Novell NetWare 以下の用語は、米国または他の国の Microsoft 社の商標です。 Microsoft Windows NT この文書は、"現状のまま" の基準で何らの保証なしで提供されます。IBM は、この文書の情報について特定の目的に対する適合性および市場性の保証 を含め、明示または暗黙にかかわらず制限なくすべての保証を免れるものと します。この文書を提供することは、特許権、商標権、または著作権の許諾 を意味するものではありません。